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新卒で年収1000万円!お金で優秀な学生は買えるのか?

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ども!ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。今日は久しぶりに就活の話を少し書きたいと思います。

ニュースによると7月1日の時点で、20年春に卒業予定の大学生のうち、なんと85%が内定をもらっているそうで70%の学生は就活を終えているとのことでした。これは過去最高の数字ということなので、企業がいかに人手不足を危惧しているかが分かります。

会社の景気はそれほど良くなくても今から人材確保や育成に力を入れておかないと、将来的に行き詰まる状況が見えているのかもしれません。そんな動きは、就活生の「お給料」にも反映されてきています。

www.nikkei.com

NECは今年の10月から人事制度を改定し、若手研究者でも論文などの実績があれば新卒でも1000万円を超える報酬を支給すると発表しました。個人的には「まだそんな対応もできていなかったの?という印象ですが、やはり相当優秀な人材を持っていかれていると感じてのことなのでしょう。

NECの他にも、外食チェーンのくら寿司が幹部候補の新卒生を1000万円で募集するということで話題になりました。年収の低いといわれる外食業界で、新卒1000万円は異例中の異例ですよね。これは私もビックリしました。

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ただこちらは年収1000万円が固定というわけではなく、貢献度によって毎年給与を見直すということなので、ちょっと怪しい気もします。「貢献度低かったから来年からは500万円で〜」とか普通にありそうな予感。っていうか新卒がいきなり会社に貢献できるはずもないし…若干パフォーマンスの入った募集なのかもしれませんね。

こんな感じで、今日本では優秀な新卒者を高給で買っちゃおうという動きが活発化してきています。この「優秀な人材を高いお金で買う」というのは、日本に馴染みのある方法ではなく、どちらかというと海外っぽいやり方ですよね。果たしてこの方法が日本でうまく行くんでしょうか?

結論からいえば「お金だけ」で優秀な学生を集めるのは、やっぱり難しいでしょうね。優秀な学生というのは、やはり業界や会社、そして自分のキャリアを冷静に判断しますから、目先の年収1000万円に釣られる可能性はあまり高くないと思われます。逆にいえば「年収1000万が魅力!」といって集まってきた学生はあまり優秀とは言えないでしょうね。

ただ、くら寿司のように業界的に低賃金だったところに大きな報酬を掲げることは、これまでその業界に興味がなかった学生の関心を引く効果はあるかもしれません。あるいは興味はあったけれど、業界的に低賃金なので諦めていた学生には喜ばれる施策だと言えます。

しかしそうやって高い金額で集めた優秀な学生については、入社後もよほど注意して育成をしないとすぐ逃げられてしまう可能性は高いと思われます。新卒のうちからどの程度、やりがいを与えられるかというのは大切になりそうです。

でもまぁ新卒のうちからそうやって給与に差をつけていくやり方っていうのは、日本でうまく運用できるんでしょうかね?1000万円で入社してきた後輩に、それ以下の年収の先輩はなんて声をかけたらいいんでしょう?そんなことを考えると、日本式の経営方法のままで給与の金額を大きく変えてしまうのは、現場に難しさが生まれるような気がします。

それにしても企業の人材募集って結局最後はお金で釣るしかないんですかね。外国人を呼んでくるならまだしも、日本の学生に来てもらうのにお金を使うしかない日本企業って、私はなんだか悲しい気がします。みなさんはどう思いますか?ではまた!

社員が成長するシンプルな給与制度のつくり方

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