Walk Slowly

仕事と育児とヒュッゲ

日本は世界で1番「働く世代の負担」が重い国になってしまいました。

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ども、ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。

いよいよ資格試験の日が近づいてきておりまして、ここ数週間は根詰めて勉強をしているのでなかなか更新ができない状態となっておりました。

しかしそのおかげで模試では好成績を残すことができたので、少し安心してこのエントリーを書いております。試験が終わるまでは不定期更新となってしまいますが、ゆっくりやっていこうと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。

さてブログを更新しない間に、世間では「老後2000万円問題」が思った以上の衝撃として受け止められましたね。私の方でもこの問題はいち早くトピックスとしてキャッチしておりました。

www.walkslowly.life

金融庁が作成した「老後を不自由なく暮らすには1500万円〜2000万円くらいの蓄えが必要である」という旨の報告書は、「年金100年あんしん」を掲げる政府の主張を覆す内容と受け取ることもでき、「年金はやっぱり駄目ということなのか」という批判の的になりました。

この批判を受けて麻生太郎金融担当相は、この報告書を「不適切だった」と謝罪し、同時に「世間に著しい不安や誤解を与えており、これまでの政府の政策スタンスとも異なる」として、金融庁の報告書を受け取らないという対応を行っています。

でもこれってどうなんでしょうね?報告書を受け取らなければ、この問題って無かったことになるんでしょうか?それは「見て見ぬフリ」が過ぎるような気がします。

また金融庁によれば老後に必要な財産は「3000万円」であるという試算も存在しており、実際はもっと酷い状況なのかもしれません。というか今の30代が定年になるころには、そのくらいになっているでしょう。

老後最大3千万円 別の試算も | 2019/6/18(火) 6:59 - Yahoo!ニュース

この報告書が問題だったのは「みんな薄々気づいていたこと」を急にあからさまに言ってしまったことですね。みんな心の準備っていうものがあるわけで、どう考えてもそれくらい必要だと分かっていても、いざ実際に数字を突きつけられると混乱してしまうわけです。

もうちょっとオブラートに包むとか、段階を踏んで公表すべき内容だったと思います。でもね、やっぱりどう考えてもこの報告書はその通りのことを書いてるんですよ。だから私たちもその厳しい現実を受け止めて、どう長く働くか、どう資産を作るかを真剣に考えないといけないのです。だって金融庁は、個人個人で今から備えてくださいって言ってるんですから。

そんな話題が冷めない中、日本が「不名誉な世界一」に選ばれたニュースが入ってきました。

www.tokyo-np.co.jp

日本という国は、どうやら世界で1番「働く世代の負担が重い国」になってしまったようです。65歳以上の人口に対する25~64歳の人口の比率を示す「潜在扶養率」で日本が世界最低の1.8を記録したとのこと。

簡単な言葉で説明すると、日本は65歳以上の老人1人を1.8人の働く世代(25〜64歳)で支えているということになります。アメリカでもだいたい老人1人に対して3人で支えていますから、日本の負担がいかに大きいか分かります。

これからも日本の「潜在扶養率」はどんどん悪化していくことが予想されていますので、このまま何も手を打たなければ最終的には1人の老人を1人の現役世代が支えるような社会になるのかもしれません。イメージしやすく言えば、あなたの月給から老人1人が1ヶ月生活できるお金(税金)が引かれるということです。

最初の話に戻りますが、こんな状況でどうやって老後までに「2000〜3000万円を貯める」なんてことができるんでしょうか?どう考えても厳しいですよね。現に終身雇用とバブル経済を経験したであろう今年60歳=還暦になる人の貯蓄額を調べると、25%の人が100万円未満という結果になったそうです。

還暦の貯蓄額25%が百万円未満 2千万円に遠く届かず | 共同通信

裕福だったはずの上の世代がこんな状況ですから、私たちの世代でどうやったらこれまで以上の貯蓄ができるのか。問題は深刻です。ちなみに日本の民間サラリーマンの平均給与は2001年をピークに下がっており、ここ数年は人手不足の影響で上昇傾向にあるものの、まだピーク時には及ばない状況。

サラリーマン年収|年次統計

しかもこの20年間で給与が下がっているのは、先進国ではほぼ日本だけと言われています。

なぜ日本のサラリーマンの年収はいつまで経っても低いままなのか - ページ 3 / 3 - まぐまぐニュース!

この20年間、世の中はとても便利になり、社会は進歩しているように思われます。今1999年当時の映像を見たら、古臭く感じるでしょう。ところが実際には給与所得だけでみると、私たちはその頃よりも貧しい状況になっているんですよね。

これは一体どういうことなんだろうか。そんなことを考えずにはいられません。この20年間、日本人は本当に勤勉に働いてきたと思います。労働による過労死や自殺がこれほど社会問題になっているのは、日本人がいかに責任感が高く勤勉であるかの裏返しではないでしょうか。

ただ今の世の中には上で指摘したように「勤勉さ」だけでは乗り越えられないような大きな問題が出てきています。だからこそ、私たちはこれまでの労働に対する価値観を改め、この問題に対処していかなくてはと思うのです。あなたはどう思うでしょうか?ではまた!