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採用試験の中で最も妥当性が低いのは「面接」なんだって

ども、ゆっくり歩いていますか?すぎやまです。

今日の朝はどんなふうに起きましたか?「あぁまた月曜か…」なんて気分で目覚めたなら、あなたの人生はどこかなにかを必要があるのかもしれません。その1番最初の候補は恐らく「人間関係」ですが、中には「仕事」と答える方も多いのではないかと思います。

思い切って転職をしようと考えたとき、どう対策すれば良いのかと悩むのは「面接」ではないでしょうか。面接で落ちるというのは、気持ち的にも落ち込みますしね。なので今日は、日本の採用面接って実は精度も妥当性も低いんだよという記事を紹介します。

toyokeizai.net

採用試験の中で最も妥当性が低いのは「面接」

記事によると採用試験というのは求職者が入社後にどれくらい活躍するかを予測するために行われるそうで、代表的なところでいうと「適性検査」「グループディスカッション」「ワークサンプル(実際に仕事をさせてみること)」「面接」といった採用選考が存在します。

そしてこれらの採用選考の結果と入社後の評価を比較検証したところ、面接の妥当性が最も低いことが明らかになったそうです。面接といえば採用試験では最もポピュラーな試験ですよね。どんな採用試験でも面接が無いというのは聞いたことがないような気がします。ただその面接というのが、最も信頼性が低いという結果になったのは意外でした。人間って人間を見抜けないものなんですね。

あのグーグルでも以前は「富士山を動かすにはどうしたらよいと思いますか?」といった難問奇問を出す面接を行っており、それに対する応答で頭の回転のよさを測っていましたが、その面接の得点と入社してからの成果には因果関係がないことが判明してからは、そうした面接を廃止したとのことです。

日本企業でもこういった「外資風の採用面接」ってあったと思うんですよね。日本企業の人事ってなぜか流行に乗っかるのが好きなので「Googleがやっている採用試験」みたいなのを真似する傾向にあります。たちが悪いのは本家がとっくに止めてるのに続けてしまっているパターン。

もしも今後あなたが面接にいって「日本に郵便ポストはいくつあると思いますか?」なんて聞かれたら、その会社に入るのは止めておくことをおすすめします。

面接採用は企業の「多様性」を損なう可能性がある

記事の中では、さらに面接採用によって企業の多様性が失われる点についても言及がありました。つまり面接で「感じが良い人」ばかり採用し、「内向きでシャイな人」を不採用にすれば、それはそれで偏った企業になりますよねということです。

これはその通りですよね。特に大学生の就活なんていうのは、みんながみんな面接で「感じが良い人間」になろうと必死な気がします。もちろんそれも大切なことですけど、面接のために自分を取り繕うというのはなんだか違う気がします。人事もそうした学生の態度を信用してない部分があるそうなので、そうなると一体なんのためにやっているのか、お互いに分けが分からなくなるのではないでしょうか。

そうした観点で考えると、記事の中でも言及がありましたが「面接で落ちるというのは決して人格まで否定されたわけではない」ということを忘れてはいけません。面接なんてそもそもが矛盾や理不尽の塊なんですから。

採用に直結しない無意味なインターンシップ

面接の妥当性が低いのであれば、最も妥当性の高い採用試験はなにかというと、それは「ワークサンプル」だそうです。つまり実際に仕事をやってみてもらって、それを評価する試験ですね。日本風にいうとインターンシップというヤツでしょうか。

アメリカでは大学生がインターンを経てフルタイムの仕事に就くのが一般的なんだそうですが、日本では採用を目的としたインターンって経団連がずっと禁止していたんですよね。ところがその経団連の就活ルールというのは、今年(2020年入社)で消滅します。

なのでこれからインターンってどうなるのかな?採用直結のインターンも解禁になるのかな?と思って期待していたんですが、今度は政府から禁止令が出てしまいました。

www.asahi.com

つまり最も妥当性の高い(入社後の活躍と相関のある)採用試験って、日本では実施できないということなんですね。日本は1次面接、2次面接、人事面接、役員面接といった面接を繰り返す採用試験をまだまだ続けていくようです。とほほ。

とはいえ面接も「構造化面接」と呼ばれる「求職者全てに決まった同じ質問をして、その答えをあらかじめ決められた尺度で評価する」というタイプの面接であれば妥当性は高いとされているみたいですね。(これだと仕組み上は面接官が違っても評価は一定になるはずなので。)

Googleは既にこちらに切り替えているようですし、日本企業もこっちに舵を切っていくのかな?ただ構造化するには大量のデータの蓄積と分析が必要ですから、企業が独自に作るのは難しいかもしれません。人間がする面接は妥当性が低いとなると、やはりAIが行う日がくるのは避けられなさそうな気がしますね。

まぁなんにせよ、ひととき流行った「フェルミ推定」を使った奇問面接っていうのは下火になっていきそうということが分かりました。昔かなり勉強したんだけど無駄だったかなぁ。と、少し残念な気持ちが残る結果となりました。とほほ。ではまた。

最後に私が読んだ難問奇問の面接本を載せておきます。

ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?

ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

今回取り上げたGoogleの採用についてはこちら

How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫)

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