Walk Slowly

仕事と育児とヒュッゲ

日本の男たちが家事をやらない現状をあえて擁護してみる

f:id:ws-sugi:20190208130409j:plain

ども、すぎやまです。今日は3連休前の金曜日!思わず胸が踊りますね。しかしながら、あいにく関東の明日の天気は雪の予報。我が家はイチゴ狩りを計画していたんですが、もしかすると来週に持ち越しになってしまうかもしれません。残念…。

さて今回は日本男性の家事について書きたいと思います。ちなみに以前、私は「男は仕事なんてしてないでもっと家事をすべし」という記事を書いておりました。

www.walkslowly.life

この記事では「今の時代、いくら仕事を長時間やっても賃金は上がりませんし、家族のために働いているのに家庭をおろそかにするっていうのは本末転倒ではありませんか?」という旨を書きました。

まぁ日本の男は家事をしないという批判は昔からあるんですけど、ここへきてNew York Timesで大々的に掲載された記事が話題となり、日本の男性が世界から嘲笑、あるいは軽蔑の目を向けられることとなってしまいました。

www.nytimes.com

こちらの記事は今朝の情報番組「スッキリ」でも取り上げられ、日本国内でも関心を集めています。さあどうする日本の男性の諸君!?といったところでしょうか。

とはいえ日の丸男児が家事をしていないことは散々批判されていますし、そのことを真摯に受け止めるべきなのは明白なので、今回は少し違った観点から日本の男性の擁護をしてみたいと思います。

日本の男はどれくらい家事をしないのか

OECD(経済協力開発機構)の最新の統計によると、日本人男性が家事に割く時間は先進国の中でも突出して少ないことが分かります。

■先進国男性が1日に家事に割く時間

  • アメリカ:150分

  • ドイツ :150分

  • イギリス:140分

  • フランス:135分

  • イタリア:131分

  • カナダ :148分

  • 日本:41分

日本の男はヤバイくらい家事やってませんね。他の先進国の3分の1にも満たない結果。これは批判されても仕方ないでしょうし、女性の社会進出、活躍の妨げになっていると言われても納得できるように思います。

では逆に家事をしていない時間、日本の男たちは何をしてるんでしょうか?遊んでるのかな?ということで今度は労働時間について見てみましょう。

■先進国の男性が1日に仕事(学業含む)に割く時間

  • アメリカ:5.58時間

  • ドイツ :4.83時間

  • イギリス:5.15時間

  • フランス:3.91時間

  • イタリア:3.68時間

  • カナダ :5.68時間

  • 日本:7.53時間

OECDの統計は15歳〜64歳までの男性を対象にしていますので、統計データの中には学生が学業に割いた時間も含まれています。なので純粋な労働時間の対比ではないのでご注意ください。ただし学生の勉強時間は日本よりも海外の方が長いと言われていますので、それも考慮してみてみると良いかと思います。

ということで、ええとね…まず言いたいのは「日本の男って働きすぎじゃない?」というか「働く時間、長くない?」

第2位のカナダを2時間近く突き放すぶっちぎりの1位という結果。イタリア人の2倍以上働いてる計算になります。もうね「ちょっと長いかなぁ〜?」とか、そういうレベルを超えてますよね。異常。そう、これは異常な数値なんです。

それでいて日本が他の先進国より圧倒的に豊かかと聞かれれば、そんなことはないのが悲しいところ。むしろこの長時間労働のせいで、日本の労働生産性はOECD加盟36カ国中20位という結果になっています。1人当たりの労働生産性はもっと悪くて、OECD加盟36カ国中21位。(どちらも2017年のデータ)

この統計をもとに単純化したイメージで考えると、日本人男性って他国の男性よりも帰宅が2時間〜3時間くらい遅いってことになるんですよ。そうなると平日に日本の男ができる家事ってなんでしょう?せいぜい食器洗いと洗濯物をたたむくらいでしょうか。

なるほど、そう考えると1日41分という家事時間になった結果も納得というかイメージできますね。開き直るわけじゃないですけど、同情の余地があるような気もするのです。

数字の批判だけでは本質を見落とす

今回のケースのように、単純に家事に割く時間が少ないからといって日本の男性を批判するのは、問題の本質を見落とすことになりかねません。

ニューヨーク・タイムズの記事では、夫が妻に家事や育児を押し付けるリアルな様子が批判的に書かれていましたが、問題なのは夫の家事や育児に対する態度や考え方だけでなく、そうしなければ現在のポジションの維持や昇進を目指せないという会社の体質にもあります。

記事の中では夫の帰りが遅くなる要因として「クライアントとの飲み会」という記載がありました。まぁ要するに営業活動ですよね。日本ではこうしたビジネスの時間外での営業活動が特に多いんですけど、やっぱりこの辺が日本の労働時間を長引かせてる要因な気がします。

経営者同士が会食をするっていうなら分かるんですけど、サラリーマンがクライアントと飲み会を絶対にしないといけない理由ってありますかね?日本の男性が家事に参加する時間を増やすためには、こうした日本流のビジネス慣習を見直し、仕事が終わったらさっさと帰れるようにしてあげないとダメなんじゃないかなと思うのです。

つまり結論は以前に書いた通り、日本の男は仕事してないで早く帰って家族と過ごしなさいということ。といいつつ、私もサラリーマン時代は帰りが遅かったなぁと反省しています。ちなみに私は今日、靴下の洗濯をしましたし、夕飯も用意する予定ですよ!頑張れ!日本の男!ではまた。