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仕事と育児とヒュッゲ

日本で男の育休取得を普及させるには?男が育休を取るべき理由

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ども、ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。昨日は息子の保育参観で、嫁さんが息子と一緒にお昼まで保育園で過ごしてきました。

息子はママが保育園にいるのがちょっと不思議だったみたいですが、ママにべったりと甘えん坊できたみたいでうれしかったようです。よほど楽しかったのか、夜になると珍しく遊びながら寝てしまいました。子どもの寝顔はいつだって幸せな気持ちにしてくれます。

さて今回はそんな子育てと仕事に関するお話、そう「育休」についてです。Yahoo!ニュースに育休に関するニュースが出ていたので、紹介したいと思います。

headlines.yahoo.co.jp

記事によると大手ハウスメーカーが「イクメン休暇」なる制度を開始。3歳未満の子を持つ社員に1ヶ月の休暇を取得"させる"というもの。もちろん1ヶ月間は給与も支払われるそうです。

ポイントは「必ず取得させる」という部分ですね。これについては賛否あるように思います。私も経験があるのですが、特に営業職だと1ヶ月の長期休暇を段取るにはそこそこの調整期間や引継ぎが必要になりますしね。

ただその反面、長期休暇を取るということは自分の「仕事の棚卸し」をする良い機会と捉えることもできそうです。自分がどんな仕事をどんな風にしていて、何に気を使い、何を大切にしているか、そんなことを言葉にして引継ぐわけですからね。

「育休」は子どもや奥さんのために取得するものというイメージが強いですが、実際は自分のキャリアを見つめ直す良い機会のように思うのです。

男が育休を取れないワケ

そんな働き盛りの男性にとっても有意義であると考えられる育休。しかしながら現実的には日本での取得率は散々たる状況となっています。記事の中でも言及されていましたが、日本男性の育休取得率は「約5%」ほど。(女性は80%超え)

従業員が300人未満の企業では「取得日数がゼロ」と答えた割合が9割を超えているそうで、もはや日本では男性に育休など存在しないも同然なのです。

その理由の1つとして、こんなこを言われた男性は多いのではないでしょうか。

「子どもが産まれたんだって?おめでとう!じゃあこれからは家族のためにバリバリ働かないとな!」

女は家庭を守り、男は金を稼ぐ。そんな昭和の価値観が詰まった言葉ですよね。でも実際にこう言ってくる人はたくさんいます。ちなみに私は結婚した時も 子どもが産まれた時も言われました…。そうです、「家族ができたらたくさん働くべし」それがいまだ日本社会の根底にある価値観なのです。

こうした価値観は今回の積水ハウスような取り組みによって少しずつ変わってきているものの、やはりまだまだ根強いというのが私の実感です。

もう「育休」という呼び方はやめよう

男が育休を取れない理由っていうのは、つまるところ「育休=女性が取るもの」というイメージが強すぎるからだと思います。だったらいっそのこと、育休って呼び方をやめませんか?

私も会社を辞めて家事や育児を本格的にするようになって、本当にいろいろなことを知り、学びました。日々、家族と過ごす中で、自分自身がこれからどうしていきたいのか?ということを見つめ直すこともできましたし、息子との関わりの中では自分がどうやって親に育てられてきたのかを真に理解できました。自分の親って本当に凄いなと思います。

始めにも書きましたけど「育休」って家族のためにもなりますが、それ以上に自分のためになるんですよね。だからこれって例えば「キャリア休暇」とか「ライフホリデー(人生休暇)」とか、そういう呼称にしても良いんじゃないかと思うんです。

そういう意味では積水ハウスが今回の制度を「イクメン休暇」っていう呼び方にしたのはちょっと違和感があります。なんかそこには「自分のため」という意識が希薄なように感じられるんですよね。(自分のためじゃないという名目だからこそ休みやすいのかもしれませんけど。)

育休は制度なのか権利なのか

積水ハウスのように、これから男性向けの育休制度を導入しようとする企業は増えると思います。かなりの企業PRにもなりますしね。

積水ハウスでは社長がスウェーデンを視察したことをきっかけに育休制度の導入を検討したそうですが、そこには日本とヨーロッパの育休に対する考え方の根本的な違いが存在するように感じられます。

ヨーロッパ諸国の会社が長期の育休や夏季休暇などを実現できたのは、決して会社が思いつきで制度を導入したのではなく、労働者らが会社と交渉に交渉を重ねた末に勝ち取った結果なんですよね。これは制度ではなく権利なのです。先人たちの血の滲むような努力の証です。

自分たちが勝ち取った権利と、上から与えられた制度。こうした意識の違いがある以上、まだまだ日本男性が育休を取得する日はまだまだ来ないかなと思うわけです。ただね、子どもを育てるって間違いなく素晴らしい経験だと思いますよ。そこには男も女も関係ありません!ではまた!