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仕事と育児とヒュッゲ

解禁されて1年「副業」の理想と現実。「複業」への道はいまだ遠く

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ども、ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。この土日はのんびりとさせてもらったので、今は元気ハツラツ(死語)となっております!

さて今日は皆さんの関心も高いであろう「副業」に関するニュースを考えていきたいと思います。

www.sankei.com

Yahoo!ニュースでもピックアップされていたこちらのニュースを読むと、去年に国が働き方改革の一環として解禁した「副業」について、どうやら世間一般の関心の高さとは裏腹に導入を踏み切れない企業が多いようです。

いまや1つの会社に自分の一生を捧げるつもりだという方は非常に少ないでしょう。仮にそう思っていたとしても会社そのものがずっと存続できるかというのも分からない状況となっています。

そうなると新しい経験や人脈作り、スキルアップを求めて副業に挑戦したいという方は多いはずです。実際、20~40代の正社員の意識調査を見ると、実に88%の人が副業に「興味がある」と答えているんだそう。

一方で関東近郊の8000社を対象に行われた調査では、大企業、中小企業ともに副業に「取り組む予定はない」とする回答が約80%となったということです。

うーん、とんでもないギャップですね。多くの正社員が副業にトライしたいと考えている中で、多くの会社ではいまだ副業を解禁しようとしていない現実。なぜ企業は副業を解禁したくないんでしょうか?

企業が副業を解禁したくない理由

  • 本業に専念してもらいたいから
  • 副業で疲労してしまうと本業に影響が出そうだから
  • 複数の会社で働く場合、労務管理の責任はどの会社にあるか不明確だから

などの理由があるようです。これを見て分かるように企業は副業が社員個人に与えるメリットを信じておらず、デメリットの方が大きいと考えているわけですね。これでは解禁にならないのも納得。

ただ理由の3番目、労務管理については制度として不十分なのは間違いありません。過労問題となった場合、どちらの会社が責任を問われるかというのは企業として見捨てておけない問題ですからね。

しかし、そもそも今の労働や納税に関する法律・制度全般が副業や複業を想定してないんですよ。今の源泉徴収の仕組みなんかを見ると明らかに1人1社で働くことが前提となっていますので、例えば1人が3社で働く場合どのように納税していくかなど大変分かりにくい状況となっています。

現状は労働者側が確定申告などをしなければならない状況なので、このことが副業や複業を阻害する要因になっていることは確かだと考えられます。時代が変わって働き方も多様化している今、見直さなければならない制度も多くあるのは確か。このあたりの問題が解消されなければ企業も副業を認めるのは難しいのかもしれません。

それでも副業・複業のススメ

とはいえ副業を認める企業は大小問わず増えてきています。今、副業を解禁していることは1つの企業PRになっているのかもしれませんね。

副業は経済的な面だけでなく、働く人の人生に焦点をあてても大変に魅力のあることだと思っています。複数の仕事をするというのは、結果的に複数の役割を持つということになりますからね。

キャリア発達の理論家ドナルド・E・スーパーも、個人の人生を豊かなものにするために「役割」を複数持つことは重要だと語っています。役割とはつまり「絵具」のようなもので、いろいろな役割を持って様々な経験をするからこそ、人生は色鮮やかになっていくわけですね。

もちろん役割を複数持つことは、容易なことではありません。時に苦労や辛い経験をする場合だってあります。ただそういうものもいわば「人生のスパイス」と捉えることができます。なんの苦労もなく、ただただ平坦な人生というのもやはり味気ないものです。

そういう意味で副業というのは、人生にちょっとした刺激を与えてくれる格好の調味料と捉えることができます。今の仕事や生活に退屈してしまっている方には、ぜひ挑戦してもらいたいなと思います。

そして人生をもっともっと色鮮やかに楽しみたい人は「複業」がオススメ。つまり複数の仕事を持つということですね。副業はスパイス程度ですが、複業はメインディッシュがいくつも並べられた状態。あれもこれも食べてみたい欲張りな人は向けです。ただ胃袋の大きさは人それぞれに違いますから、自分の食べられる量は間違えないでくださいね。

上でも少し触れましたが複業については、まだまだ制度的な問題も多くあります。ただ自分のキャリア=人生を豊かにしていく上で、さまざまなことに挑戦するのは決して悪いことではありません。私もそういう人を応援し、サポートできる人間になっていきたいと考えています。ということで、結論はいつも「まだまだ勉強せねば!」ということになります。ではまた明日!