Walk Slowly

仕事と育児とヒュッゲ

「好きなこと」は仕事にするべき?しないべき?

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ども、ゆっくり歩いてますか?すぎやまです。いやー見事に風邪をひいてしまいました。このところ一気に寒くなりましたからね。さいわい毛布を干す時間はあったので暖かく寝ることはできたんですけど、気温の変化に身体がついていかないようです。今日は薬と暖かい飲み物を飲んでゆっくりしたいと思います。

さて今回は、自分の仕事やキャリアを考える上で避けては通れない"問題"について考えたいと思います。そう、それは「好きなことを仕事にするかどうか」という問題です。

これを考えると、以前話題になったYouTubeの宣伝「好きなことで生きていく」を思い出しますよね。あの宣伝は実にインパクトあるものだったと実感します。宣伝というのはインパクトが1番大切ですからね、あれは大成功だったんだろうなと思います。

しかしあの宣伝で勘違いしてYouTuberを目指してしまった人のどれくらいが、今もせっせと動画投稿を続けているのかと思うと、悲観的に見てしまう面もあります。実際、YouTubeの動画の99%は見られていないという分析もあり、いかに好きなことで生きていくのが修羅の道であるかが分かります。

YouTubeの動画は99%が見られてないらしい | ライフハッカー[日本版]

20代は好きなこと、30代は得意なこと

もし私が「好きなことを仕事にすべきか?」と問われたら、「20代のうちは好きなことにどんどん挑戦すればいいんじゃない?それで30代になったらその中から得意なことを仕事にすればいいと思うよ。」と答えます。

私が会社(一応、一部上場企業)を辞めたのは、ちょうど30歳の時でした。もともと会社に自分の人生を捧げようという意識はなく、どこかのタイミングで会社を辞めて自分で人生を切り開いていく力をつけようと常々思っていたんです。

私は本を読んで文章を書くのが好きだったので、会社を辞めてからはライティング関係の仕事を始めました。それから営業やマーケティングをしていた知識と経験を活かして、WEBライティングのコンサルティングの仕事も始めてみることにしたのです。

それからまた再就職したりといろいろあったのですが、結局のところ現在30代の私は20代の時に取り組んでいたことの中から「営業、マーケティング、ライティング」を得意分野として磨きをかけ、それをナリワイにしています。

もちろん、30代からでも全く新しいことに挑戦するのは悪いことではありません。ただ30代からそれ1本で勝負するのはちょっと厳しい面もあると思います。同い年の競争相手は、その分野でもっと長いキャリアを積んでいる可能性が高いですからね。なので、30代が新しいことに挑戦するのであれば、やはり自分の得意分野と絡めて始めた方が良いと思うのです。

例えば私が今からYouTuberを目指すとして、ヒカキンと同じような動画を作っていたのでは全く歯が立たないと思います。ただマーケティングやライティング、ブログ運営、転職などについての動画を作れば、上手くいく可能性は少しアップするかもしれません。(そもそもYouTuberは自分が得意なことを動画にしているので、やはり難しいですけどね)

なので、20代はどんどん自分の可能性に挑戦すべきだと思います。好きなことを少しずつ得意なことへ変えていくのが、20代の有用な過ごし方だと私は考えています。多少の失敗はOKですから、気になることはとりあえずやってみるのがおすすめですよ。

せめて3本の柱が欲しい

最近はなにかとAI(人工知能)が話題になっています。野村総研が2015年に発表したレポートによると、今後10~20年後に日本の労働人口の49%が就いている職業において、人工知能やロボット等で代替可能になると予想されています。つまり、今ある仕事の半分くらいはロボットやAIでできるようになってしまうんですね。

この予想の信憑性はともかくとして、今の仕事をずっと続けようと思ってもそれが無くなってしまうケースは、かなりの確率で起こるだと覚悟しておかねばなりません。例えば今日、ソフトバンクは9,000人を新規事業へ配置転換すると発表しています。

ソフトバンク、9千人配置転換へ 新規事業へ大幅注力:朝日新聞デジタル

こうなってくると1つの分野を極めたとしても、それでずっとやっていけるかどうかは不透明ですよね。私が愛読する本『自分で考える技術』の中でも、鷲田先生は次のように述べています。

1つのことだけを深く問い詰めるだけでは駄目だ、ということです。広く浅く漁ることを通して、いくつかのポイントを深掘りしてゆくようなやり方がベターだ、ということになります。これまではポイントは2つもあれば十分だったが、現在は、5つくらいなければ対応しかねる、というところにきているのです。

鷲田先生は5つくらいの得意分野を持ち、それらを絡めていかねば現代を生き抜くのは難しいと考えているようです。5つかぁ。なかなかに多いですよね。私自身、まだ5つのポイントを深掘りするところまでは到達できていません。先に挙げた「営業、マーケティング、ライティング」の3つがせいぜいです。そう考えると、私の30代の課題は残りの2つを見つけ、深掘りしていくことなのだと思います。(そんなこともあって最近は資格取得への勉強を開始しました。)

好きだけでは難しい

好きなことを仕事にすること自体、私はおおいに賛成です。嫌いなことを仕事をするよりは、ずっと良いと思います。ただ「好き」である理由が「面白いから」だとちょっと厳しい気がします。仕事って面白いばかりじゃないですからね。じゃあ、面白くなくなったら好きじゃなくなるの?好きじゃなくなったら辞めるの?と質問したくなってしまいます。

やはり「好き」のどこかに小さくても良いので「使命感」を持つ必要があると思うんですよね。「自分はこれが好きだから、世の中をこう変えたい」とか「人の役に立ちたい」とかね。仕事っていうのは「自分と社会」を結びつけるものですから、自分のことしか語れないうちはやっぱり成立してないなと思ってしまいます。

好きなことを仕事にすべきかどうか、これは本当に難しいんだけれども、今回の話がちょっとでも参考になればうれしいです。ではまた。

「自分」で考える技術

「自分」で考える技術