ども、すぎやまです。今週末は3連休だったんですね。全然気がついてなくて、なんだか得した気分になりました。週末は嫁と息子は実家で親孝行するみたいなので、ゲームざんまいで過ごせると思うとワクワクします。(昨日もブラックフライデーセールでゲームを買ってしまいました…)
さて今回はまたヒュッゲに関する本を読んだので、その中から「ヒュッゲとはなにか」「ヒュッゲのルール10カ条」について紹介したいと思います。読んだのは『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』という本です。本書はヒュッゲに関する原典的な本で「ヒュッゲを知りたければまずこれから」というような内容になっていました。とても素敵な本ですね。

- 作者: マイク・ヴァイキング,ニコライ・バーグマン,アーヴィン香苗
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 単行本
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ヒュッゲとはなにか?
世界一幸福な国と言われるデンマーク。その秘訣はヒュッゲにあると言われています。でもヒュッゲってなんでしょうか?本書ではヒュッゲを説明するのにはちょっとした"センス"が必要だと書かれています。本書でのヒュッゲの説明はこんな感じです。
「人との温かいつながりをつくる方法」「心の安らぎ」「不安がないこと」もヒュッゲですし、「お気に入りのものに囲まれて過ごす幸せ」「心地よい一体感」もヒュッゲ、そして私のお気に入り、「キャンドルのあかりのそばでココアを飲む」こともヒュッゲ。どれもこれもヒュッゲなのです。
なるほど、たしかにこの概念を説明するにはセンスが必要となりますね。私なら「コタツで温まりながら食べるミカン」とか「息子と一緒に入るお風呂」なんかが想像できました。続けてもう少しヒュッゲを解説してもらいましょう。(ちなみに、このブログは全てコタツの上で書かれています。)
ヒュッゲは、何か存在する「もの」ではなく、その場の空気や経験をあらわします。たとえば「大好きな人と一緒にいること」。そんなことがヒュッゲです。「家に帰ってきたときのホッとする感じ」「外の世界から守られているという安心感」であり、安心だから、よろいを脱いで自分を解放できる。それもヒュッゲ。ちょっとしたことも、人生の一大事もヒュッゲです。ふたりで静かに寄り添うときも、ひとりで紅茶を飲む幸せもヒュッゲでしょう。
ここまで説明してもらうとヒュッゲとはなにか?というのが、かなり分かってくる気がします。ヒュッゲとは優しく、柔らかく、温かい時間や体験のことを指すようです。ヒュッゲを単に「心地よさ」と訳してしまうのは、ちょっと違うというのはお分かりいただけたでしょうか?
ヒュッゲのルール10カ条
本書ではシンプルな幸せを作る「ヒュッゲのルール10カ条」が書かれていたので、合わせて紹介したいと思います。
雰囲気 - 部屋の明るさはほのかに
「今」「ここ」 - 携帯の電源を切って今ここに集中しましょう
お楽しみ - コーヒー、チョコ、クッキー、ケーキ、キャンディー!
公平・平等 - 「私」より「私たち」時間と家事はシェアして
感謝 - ありがとうと言って受け取る
調和 - 勝負や成功をひけらかすのは、かっこ悪い
気楽さ - ひと休みして、リラックス
平和 - 波風を立てるのはやめましょう。政治の話はまた今度。
一体感 - 相手との間にどんな物語がありますか?
安らぎ - 穏やかで不安のない場所を大切に
私はこれらをひと目みて素敵だなと思いました。このルールには難しいことやお金がかかることは何一つないのに、穏やかで優しい幸せが詰まっているように感じられたからです。まさに「シンプルな幸せ」ですね。
まずは温かい飲み物から
デンマーク人はヒュッゲを何と結びつけているかというアンケートによると、1位は「温かい飲み物」、2位が「キャンドル」、3位は「暖炉」という結果になったそうです。
ヒュッゲな時間を過ごしたいと思ったら、まずはコーヒーやココアをいれることから始めたいですね。もっとヒュッゲになりたいなら、部屋のあかりを落としてキャンドルに火をともしましょう。暖炉があればさらにヒュッゲですが、日本の家屋で暖炉は難しいので私は「コタツ」をおすすめします。コタツは最高にヒュッゲだと思いますよ。
そして、そこで好きな人やものと一緒にゆっくりと過ごすのです。ほら、幸せな気分になれると思いませんか?これからどんどん寒くなってきますから、ますますヒュッゲな季節になりますよ。(ちなみに上のアンケートの4位は「クリスマス」。寒いってヒュッゲですね!)
本書では、デンマーク人の好きな食べ物(レシピ付き!)、ファッション、ライフスタイルなどが、多くの写真を交えて素敵に紹介されています。ヒュッゲとはなにか、幸せとはなにかを知りたい人はもちろん、北欧風の暖かい暮らしに憧れる人にもおすすめの1冊となっていますよ。今回はその一部分しか紹介できなかったので、またちょくちょく紹介していきたいなと思います。ではまた。

- 作者: マイク・ヴァイキング,ニコライ・バーグマン,アーヴィン香苗
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 単行本
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