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【書評】『サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方』を読んでみて

ども、すぎやまです。

Amazonからこのサイトで本を紹介する許可が無事おりたので、今日から少しずつ書評などを書いていきたいと思います。

あくまで私が実際に読んで率直な感想を述べますので「紹介するからといって必ずしもオススメではない」ということを理解しておいてください。

今日紹介するのは『サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方』という本です。

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方

本書を手にとったのは、「右肩上がりの成長が難しい今、企業は売上増を目指す以外にどんな道があるのか」ということを考えていたからです。企業の成長については昨日の記事でも触れましたので、読んでいない方は以下をどうぞ。

www.walkslowly.life

本書から学べること

  • 企業売却を選択することのメリット
  • シリアルアントレプレナー(連続起業家)のマインドセット
  • 起業初心者のスタート時の注意点

15歳で起業し、そこから連続起業家として活躍する著者が言うには「会社を売るのは、トマトを売るのと同じ」だそうです。本書では、企業を売却することによって得られるメリットを中心に、起業のFAQや会社の売り方などについて語られています。

企業売却のメリット

まず自分で作った企業を売却するメリットについてですが、これは「お金と時間」その両方をいっぺんに手に入れられることのようです。企業売却では、その企業の将来価値まで含めた金額で売買されますからね。先々の収益まで一気に得られるというのは大きな魅力でしょう。売却後は「次に何をしようか」と世界中を旅行しながらゆっくり考えられるのも企業売却ならではだそうです。

この他、本書では大金を手に入れた著者の自慢話をたくさん読むことができます。お金持ちになりたい人にはグッとくることでしょう。

連続起業家のマインドセット

普通、会社を起こした人であれば誰でも「よーし、この会社をどんどん大きくするぞ!」と思うところですが、連続起業家はそのような発想していないようです。彼らは起業した瞬間から「2つのゲーム」がスタートしていると捉えています。1つは「代表取締役としてのゲーム」もう1つが「株主としてのゲーム」です。

「会社を大きくするぞ」というのは代表取締役としてのゲームですよね。著者によると、こっちに注力するとガツンと一発で儲けるのはなかなか難しいそうです。なので、連続起業家が重要視するのは「株主としてのゲーム」となります。

「今の会社の価値はいくらだ?この価値をもっと大きくするには?」といった具合に常に客観的な視点で、会社の価値を値踏みすることが大切なんだそうです。そのためには「資金計画」だけではなく、「時価総額」や「持ち株比率」にも気を配ることが大切だと語られています。

起業初心者はどうすべきか

本書では若くして起業を志す人へのアドバイスも多く語られています。特に参考になるのが「起業にアイデアはいらない」という点でした。初めて起業するなら「今儲かってるビジネスを丸パクリしろ」というのが著者のアドバイスです。

これには、初心者がいきなり素晴らしいビジネスモデルを作るのは難しいということの他、個人的にこれは面白いなと思ったのですが、「丸パクリの方が投資家から投資を受けやすい」という理由があります。

全く新しいビジネスを長々説明するよりも、「海外のあの企業をリプレイス(便利な言葉!)しています。」と一言いえば、一瞬で共通認識が得られ、話も早いそうです。(もちろん、それで全てうまく行くわけではありませんが)

なにかビジネスを起こしたいと思っている人は、まず今どんなビジネスがあるのかリサーチすることから始めるのが良さそうですね。

本書の良くなかった点

  • 自分のビジネスの宣伝が多い

著者は若い連続起業家の育成を目的としたオンラインサロン「pedia venture program」を起こしており、本書はその宣伝のために書かれたような印象を受けました。(実例として紹介される起業家がことごとくpedia venture programの講師でした)

  • 全然サクッとしてない

「サクッと起業してサクッと売却する」という聞こえの良いタイトルの本書。しかし、実際は起業してからは大変だし、売却する時はもっと大変だと書かれています。売却をゴールとする起業の素晴らしさは伝わりましたが、肝心のタイトルが詐欺っぽくなっているのが残念でした。

総評

これから起業しよう、したいと考えている人は、ぜひ知っておくべき「視点」が書かれた本だと思います。これからの起業家のゴールは上場ではなく、売却、あるいはM&Aになっていくことを予感させる1冊でした。

上場というのは本当に大変な道のりですからね。お金と時間を両方いっぺんに得られる「起業&売却」という働き方は、なかなか魅力的に思えました。これを読んで興味をもった方は、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?

この本おすすめですよ!というのがありましたら、ぜひコメントでも教えてください!

ではまた。

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方